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Journal Article院内共有候補
アマチュア野球選手の肩峰下疼痛症候群における後方肩タイトネスに対する遠心性集中運動の効果
The effects of eccentric-focused exercises on posterior shoulder tightness in amateur baseball players with subacromial pain syndrome: a randomized controlled trial.
雑誌: J Shoulder Elbow Surg
出版日: 2025/09/18
著者: Huang Shao-Yang, Lin Yin-Liang, Tsai Yung-Shen, Huang Tsun-Shun
PMID: 40975207
重要度★★★★☆共有向き★★★★☆
クリニカルサマリー
院内共有・日常診療の会話で参照するための要約です。医療判断は担当者が行ってください。
今日のアクション
アマチュア野球選手の肩峰下疼痛に水平内転ROM改善目的で遠心性運動を検討
一言要約
この研究は、肩峰下疼痛症候群を持つアマチュア野球選手において、通常の治療に加えて遠心性集中運動を行うことで、肩の水平内転可動域と持久力がより改善することを示しました。
結論
遠心性集中運動は肩の水平内転ROMと持久力を向上させる。
実用
アマチュア野球選手の肩峰下疼痛に対する遠心性運動の有効性
共有メモ
アマチュア野球選手の肩峰下疼痛に遠心性運動が水平内転ROMと持久力改善に有効。
対象患者
肩峰下疼痛症候群のアマチュア野球選手(男性、若年成人)
患者説明フレーズ
「肩の水平内転の動きや持久力を高めるために、遠心性運動を取り入れることが有効な場合があります。」
注意点
アマチュア野球選手に限定。運動処方の詳細は論文記載なし。
詳細要約
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## サマリーインデックス情報
- **日本語タイトル**: アマチュア野球選手の肩峰下疼痛症候群における後方肩タイトネスに対する遠心性集中運動の効果
- **重要度**: ★★★★☆
- **今日のアクション**: アマチュア野球選手の肩峰下疼痛に水平内転ROM改善目的で遠心性運動を検討
- **結論**: 遠心性集中運動は肩の水平内転ROMと持久力を向上させる。
- **実用**: **アマチュア野球選手**の**肩峰下疼痛**に対する**遠心性運動**の有効性
- **共有向き**: ★★★★☆
- **使いどころ**: 運動療法/自主トレ/勉強会
- **共有メモ**: アマチュア野球選手の肩峰下疼痛に遠心性運動が水平内転ROMと持久力改善に有効。
- **対象患者**: 肩峰下疼痛症候群のアマチュア野球選手(男性、若年成人)
- **注意点**: アマチュア野球選手に限定。運動処方の詳細は論文記載なし。
- **患者説明フレーズ**: 「肩の水平内転の動きや持久力を高めるために、遠心性運動を取り入れることが有効な場合があります。」
## まず一言で
この研究は、肩峰下疼痛症候群を持つアマチュア野球選手において、通常の治療に加えて遠心性集中運動を行うことで、肩の水平内転可動域と持久力がより改善することを示しました。
## 研究の概要
- **研究背景**: 後方肩タイトネス(PST)は肩関節内旋可動域制限(glenohumeral internal rotation deficit)や肩甲骨運動異常(scapular dyskinesis)と関連が深く、肩峰下疼痛症候群(SAS)のリスクを高めます。遠心性運動は、後方肩筋が反復的な遠心性負荷に耐える能力を向上させ、PSTを解消すると仮説が立てられました。本研究は、SASを持つアマチュア野球選手における、追加の肩遠心性集中(EF)運動がPSTに与える影響を調査することを目的としました。
- **研究デザイン**: ランダム化比較試験(Randomized Controlled Trial)
- **対象患者**: 32名の男性アマチュア野球選手。MeSH用語から「若年成人」「成人」と記載あり。
- **介入/比較**:
* **GT群(一般治療群)**: 4週間の介入プログラム(ホットパック適用とストレッチ運動)。
* **EF群(遠心性集中群)**: GT群の治療に加えて、3つの追加の遠心性運動。
* 運動処方の回数・セット・頻度・期間は、アブストラクトに記載なし。介入期間は4週間。
- **主要評価項目**: 肩関節可動域(ROM)、回旋筋腱板機能的筋力比と持久力、肩の痛みと機能、肩甲骨運動学と筋活動。
- **主な結果**:
* EF群はGT群と比較して、水平内転ROMの変化スコアで有意に大きな改善(4.6°、P = .025)。
* EF群はGT群と比較して、肩持久力の変化スコアで有意に大きな改善(6.1秒、P = .01)。
* 肩関節内旋ROM、肩の痛み、機能は両群で改善しましたが、群間差は認められませんでした。
## 整形外科クリニックでの臨床的意義
- **当クリニックに来る患者との一致度**: 本研究の対象は「肩峰下疼痛症候群を持つ男性アマチュア野球選手」であり、当クリニックに来院するスポーツ活動を行う若年層の患者、特に投球動作を伴うスポーツ選手には一部当てはまる可能性があります。しかし、一般の肩関節疾患患者や高齢者には直接当てはまりません。
- **すぐに使えるか/条件付きか/使えないか**: 条件付きで使える可能性があります。特に投球障害肩やスポーツ関連の肩痛を訴える若年層の患者に対しては、遠心性運動の導入を検討する価値があります。
- **具体的な適応患者像**: 肩峰下疼痛症候群と診断され、後方肩のタイトネスが疑われる、投球動作を伴うスポーツ(野球など)を行う若年成人男性。特に、水平内転ROMの改善や肩の持久力向上を目指す場合に有効性が期待されます。
- **実臨床での運用イメージ**:
* **何セッション目に**: 基礎的な疼痛管理と可動域改善が進んだ後、スポーツ復帰に向けた段階で導入を検討します。
* **どう導入するか**: ホットパックとストレッチを基本としつつ、患者の症状や筋力レベルに合わせて、3つの遠心性運動を追加します。具体的な運動処方(回数、セット、頻度)は論文に記載がないため、患者の反応を見ながら慎重に設定する必要があります。
## 限界と注意点
- **バイアスの可能性**: ランダム化比較試験ですが、アブストラクトからは盲検化の有無など、詳細なバイアスリスク評価はできません。
- **研究対象(入院・スポーツ選手等)と外来保存療法患者との差**: 研究対象は「アマチュア野球選手」であり、一般の外来保存療法患者、特にスポーツ活動をしない患者や高齢者には直接的な適用は限定的です。
- **サンプルサイズ・追跡期間の問題**: サンプルサイズは32名と比較的少なく、介入期間も4週間と短期です。長期的な効果や再発率については不明です。
- **日本の外来リハ環境(保険・時間制約)での実装上の課題**: 遠心性運動の具体的な内容や処方が不明なため、導入には経験と工夫が必要です。また、保険診療におけるリハビリテーションの時間制約の中で、追加の運動を効果的に指導・実施できるかという課題があります。
## 保存療法PTクリニカルパール
- **① 明日の外来で試すこと**:
* 肩峰下疼痛症候群のアマチュア野球選手に対し、ホットパック適用とストレッチ運動に加え、3つの遠心性運動の追加を検討する。
* 運動処方(回数、セット、頻度)は論文記載なし分類情報
肩・上腕運動療法自主トレ勉強会